- 戦国小町苦労譚 第16話(後編)ネタバレストーリー・あらすじ
- 戦国小町苦労譚 第16話(後編)ネタバレ感想・考察
- 戦国小町苦労譚 概要
- 戦国小町苦労譚 登場キャラクター一覧
- 戦国小町苦労譚を連載している無料WEBマンガ『コミックアーススター』について
戦国小町苦労譚 第16話(後編)ネタバレストーリー・あらすじ
この時代の人間ではないと告白した静子に刀の切っ先を突きつける信長。
しかし、切ることはせず、静子の言葉も否定できないと刀を鞘に納める信長。
信長は、再び腰を下ろし、静子のいた「日本」はどのようなところかと訊ねる。
最初に来ていた服装をしているのかと聞く。
静子は、あれは女子学生が着るものだと説明し、日本では子供の頃から全員、学校で勉強することを義務付けられていると説明する。
信長はどのような君主なのかと聞くと、君主はいないという。国民が選んだ代表が国を舵取りする。軍事体制はどうなっているのかと聞く信長。武器はどのようなもので、兵法はどうだと質問攻めをする信長。
信長は現代日本について様々な質問をぶつける。民主主義では、民が愚鈍だと同様の統治者しか生まれないのではないかと鋭い指摘を入れる。「義務教育」では、一定の知識を大人数に与えるが優秀な人間も埋もれてしまう。自国を守る自衛隊を問題視する考えなど、全く理解できない。持論を交えつつ、問題点を容赦なく切り捨てた。
先ほどの怒りを露にした信長とは打って変わって、屈託のない笑顔で静子に質問攻めしている。
そこの部下が信長を宴に呼び戻しにくる。
静子の酒を飲まされ、気付けば、朝廊下で目を覚ます静子。
二日酔いの静子。武将たちが飲め飲めと酒を飲ませてきた。まさにパラハラだと思う静子。
飲んだ後のことを思い出せない。廊下を歩いているとパワハラ武将と出くわす。朝の挨拶をすると、武将たちは余所余所しく軽く挨拶をして静子から離れていく。
自分が何かやらかしたかと考えるも記憶にない。
竹中半兵衛は昨夜の宴について信長に感謝する。宴の時、静子と何を話していたのかと聞くと静子の生国について。優れている反面矛盾点も多い。なにより、奇天烈で興味はつきないという信長。
半兵衛は白熱されていたことを話題に上げる。
宴のなか、信長は怒り立ち上がる場面があった。静子が珍しく反論した。あれは怒りではないと訂正する信長。
鬼の形相に周りの武将たちが震え上がっているにも関わらず、静子は、天下統一は京を抑えるだけではなく、日ノ本を統治することだと怯まず堂々と意見した。
酒の勢いであろう。普段はきわめて従順だと信長自身問題視していなかった。
あの一見で、信長の家臣のなかでも静子に対する見方が変わった者もいるという半兵衛。
半兵衛は驚いたのは天下統一において京を抑えた後のことを考えている人間がいたということ。半兵衛も静子のことを稀に見る逸材だと感じる。
信長は静子の村を後にするとき、静子に「織田家相談役」に任命した。やることはいままでと変わらない。その異質な知識を自分のために使え。予言云々は判断つきかねるが、静子と静子の知識は信じるに足る。これまで以上に身の安全を図る。身辺警護として兵500名をつける。他にも必要なものはすべて与えるという信長。
静子は頑張りますと返事する。
信長はひとつだけ注意をする。酒はほどほどにと。その注意で何かしでかしたのだと知る静子。
戦国小町苦労譚 第16話(後編)ネタバレ感想・考察まとめ
静子は、歴史については話さなかったのだろうか。
信長の質問について答えるだけのやりとりしかしてないとするなら、信長は静子が「未来」からきたとは思っていないのか。未来から来たと判れば、この後どうなるかを聞くだろう。
自分の未来については、自分で切り拓くと考えているから、そもそも気になったりしないということか。織田信長という歴史上重要な役割を持つ人物の場合は、気にするかもしれないが、自分が何者でもないと思っていたら自分の未来なんて気にしないか。
自分に置き換えても、未来人が目の前にいて「自分の未来はどうなるんだ」とは聞かないな。自分の未来よりも、未来の世界やテクノロジーや文化のほうが気になる。未来、自分がどんなことをして、どんな風に人生を終わるかなんて聞きたいとも思わない。
今週のコミックアーススター『戦国小町苦労譚』を読んで。
戦国小町苦労譚 概要
農業高校に通う歴史好き女子高生、綾小路静子はある日の学校の帰り道、突如戦国時代へとタイムスリップしてしまう。
目の前に現われたのは――憧れの織田信長!? 信長の兵に捕らえられ、咄嗟に「農業で才を示す」と約束してしまった静子は尾張国の農業改革に乗り出すことになり…!?
『小説家になろう』発、「豆知識」ふんだん系新感覚時代小説待望のコミカライズ化!
戦国小町苦労譚 登場キャラクター一覧
綾小路静子
農業高校に通っている歴史好きな女子高生。
織田信長
静子が仕えることとなった武将
ヴィットマン
ハイイロオオカミ
彩
静子の小間使い
森可成
織田信長の家臣。織田家臣の長。静子のことを素直過ぎて間者には向いていないと考えている。
滝川一益
織田信長の家臣。織田四天王の一翼を担う。才が長けても出身も分からぬ静子を信じ過ぎるのはどうかと考える。
柴田勝家
織田信長の家臣。織田家随一の武将。
丹羽長秀
織田信長の家臣。織田五大将の一人。
木下藤吉郎
織田信長の家臣。後の天下人。
奇妙丸(偽名:茶丸君)
信長の長男。後の織田信忠。
本多忠勝(本多平八郎)
徳川家家臣蜻蛉切の使い手。
戦国小町苦労譚を連載している無料WEBマンガ『コミックアーススター』について
『コミック アース・スター』(Comic Earth Star)は、アース・スター エンターテイメントが運営するウェブコミック配信サイト。紙媒体として2011年3月12日に創刊され、2014年をもって廃刊し、2015年よりウェブコミック誌としてリニューアルされた。
「漫画から始まる、メディアミックスコミック誌」をキャッチフレーズとし、メディアミックスを強く意識した作品展開が特徴。月刊誌には珍しく表紙や巻頭には声優のグラビアを採用、すーぱーそに子など他社キャラクターとのコラボレーション作品や藤原カムイなど人気作家の起用、本誌や単行本の一部には声優を起用した付録CDを添付、2012年10月に本誌から初放送となった『てーきゅう』を皮切りに数作品のテレビアニメ化を企画する。一部の連載作品は公式サイト上やニコニコ静画で第1話ないし序盤数話の無料配信が行われている。